CTスキャンによる精密検査・診断
レントゲン像は全顎的な審査を行うためにはとても有効ですがインプラント治療の術前検査としては完璧なものではありません。
歯科用CTは医科用CTに比べ患者様に対する放射線被爆量が1/8と低く、撮影精度も歯科用CTの方が高いのも特徴の一つです。
CTは、一般的なレントゲンでは正確に診断できない神経や血管の位置および骨幅、骨質などを正確に診断できます。
特に不必要な骨移植・骨造成の回避や無切開手術(フラップレス)術式、オールオンフォー術式への適応判断など安全・確実なインプラント治療には不可欠です。
CTによる精密検査の結果、最終上部構造装着時のベストポジションの想定や不必要な骨移植・骨造成の回避、そして、フラップレス術式やイミディエイト術式が可能かどうかの判断ができるため、理想的な治療計画がたてられます。
さらに、CTデータを元にしてコンピュータ上でシミュレーションすることができるのも大きな利点といえます。
コンピュータ・シミュレーション・システムはノーベルガイド 、シムプラント、システムワーク3.0の最新のコンピュータ・シミュレーション・システムを用いてCT画像を三次元的に処理することで、手術前に使用する インプランのト種類や埋入位置、角度などを正確にシミュレーションできます。